レイアウト…という程でもないのですが、1階のオモテの間とダイニングの間の引き戸を撤去しました。こうしたことで、今までよりもお部屋の広さや開放感を感じていただけるかと思います。
これまでは引き戸が有りましたが…(画像右側)
一方、引き戸が無くなったことで、仁和寺街道に沿ったガラス戸の上部の透明部分が気になる方もいらっしゃるかと思います。
引き戸を撤去したことにより、ダイニングから外の視界を遮るものが無くなったためです。
一般的な京町家は地面と家の床に70~80センチの差(アガリ)があり、弊宿でも玄関土間からオモテの間に上がるのに足掛け(ステップ台)を使ってあがっていただいています。
その高さの差もあり、実際に外からお部屋の中の様子をみることは困難なのですが、中から外の様子は見える(見下ろせる)こともあり、ガラス戸の上部の透明部分を気にされるお客様はこれまでも数組いらっしゃいました。
今回、引き戸を撤去したことにより、ダイニングを遮るものが無くなったため、その透明ガラス戸がより気になるお客様がいらっしゃるかもしれないということを考慮し、透明ガラス戸付近に小垂タイプのお座敷すだれを掛けました。
これで、中から外の様子が随分見えにくくなったので、より安心してお部屋でおくつろぎいただけるかと考えています。
加えて、ダイニングまでの冷暖房の効きも、今までより少し良くなった気もします。